「通信制高校ってちゃんと卒業できるの?」
「進学や就職の実績はどうなんだろう?」
そんな不安を感じる方も多いと思います。

卒業して20年、
これまでに一番聞かれたのは“卒業後”について
私は20年以上前に通信制高校に通い、今は母親になりました。
当時の通信制は「高校卒業資格を取ること」が何よりも大きな目的。友達と学校生活を楽しむというより、最低限の単位を取り、卒業するために通う場所 という雰囲気がありました。

中には学費を自分で働きながら払って通う同級生もいて、「絶対に卒業するぞ!」という気持ちが多くかんじられました。
私の学校では当時、中退が少ないと先生も言っていました。
一方で今、娘が通っている通信制高校や、その友達の話を聞くと、状況は大きく変わったと感じます。
卒業資格だけでなく、「今の自分の居場所づくり」「将来を見据えた準備の場」 として通信制を選ぶ生徒が多いのです。

「何を求めているか」で選ぶ学校も
変わってくると思います。
この記事では、母の体験と娘のリアルな声を交えながら、通信制高校の 卒業率・進学率・就職率の最新データ をまとめ、過去との違いをわかりやすく解説します。
通信制高校の卒業率はどれくらい?
まず気になるのは「卒業できるのか?」という点。

最新のデータ(文科省や教育関連機関)によると、
- 通信制高校の卒業率:およそ60〜70%前後
- 全日制高校の卒業率:およそ95%
つまり、通信制高校は全日制と比べると卒業率が低めです。

これは意外でした!「卒業を目的」とした
昔から考えると、この点が大きく変化。
卒業率が低い理由
- 自由度が高く、自己管理が必要
- 働きながら通う生徒もいて、学業との両立が大変
- 心の状態や家庭の事情で継続が難しいケースも
一方で、サポート校や学習支援の仕組みが増え、卒業率は年々改善しつつあります。
通信制高校の進学率・就職率の実態
通信制高校を卒業した生徒の進路はどうでしょうか?
最新の統計をまとめると以下のようになります。
| 進路 | 割合(2023年度データ) | 傾向 |
|---|---|---|
| 大学進学 | 26.5%(約4人に1人) | 10年前の約2.6倍に増加。通信制から大学を目指す生徒が増加中。 |
| 専門学校進学 | 24.4%(約4人に1人) | 美容・看護・IT・デザインなど多分野で人気。 |
| 就職 | 約20%前後 | アルバイト経験を活かし、販売・サービス・技術職へ。 |
| その他(留学・フリーランス等) | 数% | 芸能・スポーツ・アート系の進路もあり。 |
| 進学+就職を含めた進路決定率 | 約51.7% | 半数以上の卒業生が進学。 |
ポイント
- 大学進学率は10年前の 13.5% → 26.5% と大きく上昇。
- 専門学校を含めると 半数以上が進学 する時代に。
- 就職も選択肢のひとつだが、進学に比べ割合はやや低め。

自由なスタイルの高校ですが、進学に向けて、
毎日通う人も沢山います!
「昔」と「今」の通信制の違い
私が在籍していた20年前は、
- 卒業することが最大の目的
- 学校生活は最小限、生活の中心はアルバイトや家庭
- 情報も少なく、選択肢が限られていた
という状況でした。

一方で今の娘やその周囲を見ていると、
- 卒業だけでなく 「今の自分の居場所」としての安心感
- ネットやSNSを通じて進学情報・就職情報を自分でキャッチできる
- 専門コースや資格取得の仕組みが整い、将来を見据えやすい
- 「卒業を強く意識している子は半分程度。でも、それぞれの目標に向かって頑張っている」
と、通信制高校の位置づけが大きく変化していることが分かります。
卒業率を上げるための工夫とサポート
現在の通信制高校は、卒業率を上げるためにさまざまな工夫をしています。
- レポートのオンライン化(スマホやタブレットで提出可能)
- 個別サポート制度(学習相談、メンタルケア)
- スクーリング回数の柔軟化(週1回〜集中型まで選べる)
- 専門コース設置(美容・調理・デザイン・ITなど)
これにより、かつては「卒業率が低い」という弱点だった通信制高校も、年々改善されています。
✅ 単位習得の仕組み
通信制高校を選ぶときのチェックポイント
進路を考えるうえで大切なのは、数字だけでなく「その子に合った学校を選べるか」です。

チェックしたいポイントは:
- 卒業率や進学実績を公開しているか
- 自分の目標に合うコースがあるか
- 学費の支払い方法(分割・奨学金)があるか
- サポート体制(先生の関わり方、相談窓口)が整っているか
- 在校生や卒業生の声を聞ける機会があるか

これは一部になりますが、通う本人の気持ちが
何よりも重要になってきます!
✅ 通信高校の選び方・「親が知っておきたい」をチェックリスト化
まとめ
通信制高校の卒業率は60〜70%ほどで、全日制に比べると低め。ですが、進学率は年々上がり、大学・専門学校へ進む生徒は全体の 半数以上 を占めています。
20年前と比べると、通信制は「卒業だけが目的」ではなく、「居場所づくり」と「未来への準備」 を兼ね備えた場に変わりました。
母としての体験から言えるのは、
- 「通信制は卒業が難しい」という昔のイメージに縛られなくていい
- 今はサポートも整い、進学や就職の可能性が大きく広がっている
- 大切なのは、数字の裏にある「子どもが安心して過ごせる環境かどうか」
ということです。

とくにイメージの部分は、これからもどんどん
変化していくと思います!
通信制高校は「ただの卒業資格」ではなく、「自分らしく生きるための大切な選択肢」
卒業率や進学率を正しく理解して、安心して未来を描いてくださいね。


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