通信制高校の大きな特徴のひとつが「スクーリング(登校日)」です。
今回は、娘が現在通っている通信制高校でのスクーリング体験を、親と子それぞれの視点からまとめました。中学生にもわかるように、単位制の仕組みや参加頻度のリアルな違い、学校選びのポイントまで解説していきます。

そもそも通信制高校のスクーリングとは?
通信制高校の多くは単位制です。必要な単位を取得して在籍期間を満たせば卒業が可能、という考え方です。

昔は「単位制高校」とも言われていました。
3年間通う場合、年ごとに受ける科目が異なり、個人によって進め方が違うのが特徴です。
- 短期集中型:課題提出を早めに終わらせ、残りの期間はスクーリングにほとんど通わない
- 必要時のみ参加型:決まったタイミングだけ参加し、ほぼ在宅学習
- 通学多め型:全日制に近い形で定期的に通学する
つまり、スクーリングの回数やスタイルは人それぞれ、学校ごとに異なります。
✅ もっと詳しく知りたい!通信制高校のスクーリングとは?登校日数・授業内容・費用を徹底解説

親の視点から見たスクーリングのポイント
学校選びのとき、オープンスクールや説明会ではあまり言われていなかった、スクーリングの頻度と“決まりごと”がとても気になりました。
娘の学校では、いざ入学し、だんだんと流れや内容が分かり始めると、表向きには“絶対参加”や“参加必須”という表現が多くて、正直プレッシャーを感じました。
先生たちが口にして言われるし、配信連絡等にも書かれており、20年以上前に通っていた私の通信制高校よりも、なんだか窮屈な感じに思えました。

オープンスクールも数回参加し、説明会や相談会にも
参加していた学校ですが、入学して初めて耳にしました。
✅ 通信制高校の選び方|親が知っておくべきポイントと学校見学チェックリスト

「決まりごと」が必ずしも絶対ではない現実
実際には事情があれば欠席も認められ、欠席をした友人たちも、その一回の不参加で単位を失うということはなく、一年を通して規定回数に達すれば大丈夫、とのことでした。
また、馴染めずにほぼスクーリングに参加できていない友人も、「後半、これだけ頑張れば大丈夫だから」というように、コース変更をすすめられ、ちゃんと単位が取れるスケジュールを先生が提示してくれたようです。
ただ、学校ごとに規則があるので、入学前にきちんと確認することが大切です。

親として大切にしたい“社会経験”
性格的にあまり通学しなくても学習を進められる娘ですが、私は週に決まった日数は“外出”して社会経験を積んでほしいと思っていました。
本人のペースと社会経験の両立は、親子でよく話し合うことが必要だと感じます。
実際のところ、高校受験時に「通信制高校にいきたいなら――」という形で、いくつか約束事、目標をたてました。
そのうちの一つが、「週に〇日は必ず登校しよう」というもの。娘の場合は、それをしてでもこの高校に行きたい!という思いが強く、それを今でも実践してくれています。

たとえ1時間授業で終わる日でも、外に出るというのは
中学までの行動範囲と異なり、社会勉強になります。
✅ 通信制高校のオンライン授業|メリット・デメリット・仕組みを徹底解説

子の視点から見たスクーリングのリアル

私は週に数回、午前と午後に授業を受けに通学しています。
同じ学校でも、コースによって全然違います。
- 週に数日昼から来る子
- 毎日午前だけ来る子
- 主にネット学習で月1回も学校に来ない子
自分に合う通学スタイルを選べる
授業を受けないタイプのコースなら、自宅で課題を進めて通学時にまとめて提出することも可能です。自分に合ったペースで学べるのが通信制高校のいいところ。

親子で感じた“20年前と今”の違い
私が20年以上前に卒業した通信制高校では、週2回の通学時に課題を進め、年間の規定単位数に達した科目はスクーリングに参加しなくてもよかったです。
今も多くの学校で、その柔軟さは基本的に変わっていないです。

私は前半で一気に単位を取得し、残りの日々は、アルバイトや
好きなことのスクールに通うというスタイルで一年間を過ごしました。
ただし、学校が増えてきた分、それぞれの特色を生かして、オリジナルの「規定・規則」を設ける学校も多く、それらはオープンスクールや説明会に参加しただけでは分からず、こちらから質問を投げかけて初めて答えてもらえる部分もたくさんあります。

入学前に必ず確認したいスクーリングの“決まりごと”
学校によってルールが違う
- 「絶対参加」とされているかどうか
- 欠席した場合の補講や代替措置があるか
- 単位取得の条件は明確か
- 自宅学習やオンライン授業との組み合わせができるか
✅ 通信制高校を選んで後悔しないために|体験談と進路選びのアドバイス
「断りづらさ」も要チェック
決まりごとが絶対でなくても、断りづらい雰囲気だと“嫌々参加”になってしまうことも。
入学前に学校の雰囲気や先生の対応をよく見ておくことが大事です。

相談会や個別相談で、事前に質問事項を用意して
細かく聞いてみることをお勧めします!

親子で話し合って決めるスクーリングスタイル
- 子どもの性格(人混みが苦手、朝が弱い、積極的に通いたいなど)
- 家庭のスケジュール(親の送迎・アルバイト・習い事など)
- 将来の進路(大学進学、専門学校進学、就職など)
本人が“受けたい”“これぐらいなら大丈夫”と思える回数のスクーリングがあるコースや学校を選ぶことが大切です。
また、本人は大丈夫と思っていても、親としては不安になる部分もあるかと思います。
この場合は、できるだけ寄り添いつつも、「何かあったらこうしよう」という、柔軟性のある動きがとれるよう、常に準備をしておくことも必要です。
毎日の過ごし方も、親と一緒に無理のないよう計画するのがおすすめ。
✅ 親子で通った通信制高校のリアル体験記|入学前の不安と決断

子どもが語る「スクーリングに通うメリット」
- 回数を重ねると、通学時の緊張が減り、一人で身動きを取ることが楽しくなってきた。
- 最初は馴染めなかったけど、今は数人の決まった先生が声をかけてくれて、相談しやすくなった。
- 何度も顔を合わせているうちに、話せる友人が少しできた。

今後はコース変更で自由登校になるけど、決まった曜日に
メリハリ付けて通う予定。もっと先生とも話したい!
無理のない通学で自信がつく
これまで不登校だった子も、無理のない通学スタイルで、ちょっとずつ社会に慣れる練習ができる場所です。これは通信制高校ならではのメリットです。
✅ 通信制高校とフリースクールの違い|メリット・デメリット比較

親が語る「スクーリングに期待すること」
週に決まった日数の外出が社会経験になるだけでなく、本人の生活リズムを整える役割もあると感じます。
通信制高校は自由度が高い分、生活リズムを親子で整えることが大切です。
また、自由スタイルというのは社会人と同じ過ごし方です。
実際、娘は普段お昼を近くの食事処でとっているようですが、周りを見渡すと、サラリーマン、OLの方ばかり。
その中に、今では緊張もなく溶け込んでいる姿というのは、あっという間に大人になっていくような気さえしています。
これは全日制高校では、見られない姿だなとしみじみ感じています。

20年前、私もそうでしたが、通信制高校を上手に
活用すると、早くに社会性が身に付きます。

通信制高校のスクーリングで気をつけたいことまとめ
- スクーリングは「登校日・通学日」と同じ意味
- 参加頻度や単位の条件は学校・コースで異なる
- 「絶対参加」でも事情があれば柔軟な対応が可能な場合がある
- 入学前に“決まりごと”を確認し、雰囲気を見極めることが大切
- 親子で話し合い、無理のないスクーリングスタイルを選ぶ
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親と子の視点で考える“自分に合ったスクーリング”
通信制高校は自由度が高く、自分のペースに合わせやすいのが最大の特徴です。
ただしその自由度ゆえに、「どのくらいスクーリングに参加するか」を親子でしっかり話し合って決める必要があります。

今はオンラインメインの学校もあります。自分の
気持ちを素直に出して、考えてみてくださいね。
親の視点からは「社会経験」や「生活リズム」が、子の視点からは「無理なく続けること」や「自分のペースで学ぶこと」が大切。
入学前に学校やコースの“決まりごと”を確認し、本人が納得できるスタイルを選ぶことで、通信制高校生活はもっと豊かで安心なものになります。


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